失敗しないリノベーション会社の選び方とは?
2023.03.15
今回は、失敗しないリノベーション会社の選び方とは?について解説します。近年、「リノベーション」という言葉は多くの人に知られるようになり、今後多くの人が検討するものとなっていくでしょう。
ここでは、そんなリノベーションを検討される方に向けて、様々な観点から失敗しないリノベーション会社の選び方を解説します。
依頼する会社選びは非常に重要ですので、リノベーションをする際に参考にしてみてください。
はじめに
失敗しないリノベーション会社の選び方を解説するうえで、まずリノベーションとは何かを理解する必要があります。
リノベーションとは、もともとある建物に大規模な工事を行うことで、住まいの性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを言います。
例えば、水・電気・ガスなどをライフラインに合わせて改修することや、地震やその他の災害に対しての耐久性、耐震性を高めるための壁の補修をすること、家庭の環境に合わせて仕切りの壁を作って部屋数を増やすことや逆に仕切りをなくして部屋の広さを拡張することなどがあり、様々な種類のリノベーションが存在します。
このように、リノベーションは自由度が高く、それぞれのライフスタイルに合わせて形を変えられるという魅力から、近年では非常に人気が高まっていると言えます。
リノベーションのメリット・デメリット
リノベーションは自由度が高いという反面、注意する必要がある点がいくつかあります。メリットとデメリットを把握したうえでリノベーションに挑戦してみましょう。
リノベーションのメリット
ここではリノベーションのメリットを4つ紹介します。
「それぞれの生活スタイルに合わせて設計が可能である」
1つ目は、「それぞれの生活スタイルに合わせて設計が可能である」という点です。リノベーションのメインは暮らしに合わせた住宅改修をすることです。こどもが生まれることを見越して、どこにいても目が届くような空間に間取りを変更したり、性能の悪い収納や電気配線のよくないキッチンを使いやすくしたり、老後に趣味を楽しむ空間を設けたりと、そのバリエーションは様々です。自分好みのデザインを表現することができるのも楽しみの一つです。
「物件の選択肢がたくさんある」
2つ目は、「物件の選択肢がたくさんある」という点です。中古のマンションや中古住宅を改修するリノベーションは、新築物件などよりも選べる物件数とエリアが多いのも魅力の一つです。交通アクセスや立地のいい場所などにはすでに住宅が建っていたり、設備や環境に不満があるという場合が多くあります。そんな時に中古物件をリノベーションすることで好条件の立地に、住みやすい環境で住むことができるようになるのです。
「新築よりもお得」
3つ目は、「新築よりもお得」という点です。新築物件は、新築というだけで高めの価格に設定されていることが多くあります。学生でお金がないという人や何度も住まいが変わってしまう人などは住まいにかける予算を抑えたいものです。自分好みに物件を変えることができ、暮らしやすい環境を新築物件よりも安価で手に入れることができるのもリノベーションの一つの利点といえるでしょう。
「物件の資産価値を高められる」
4つ目は、リノベーションすることで「物件の資産価値を高められる」という点です。物件の築年数が古くなると物件自体の価値が低くなってしまいます。そんな時に、リノベーションをして内装をきれいにしたり、設備を充実させると資産価値が高くなったり、今後、資産価値が下がりにくくなったりする場合があります。リノベーションすることで中古物件の資産価値を安定させることも大きなメリットといえるでしょう。
メリット・まとめ
まとめると、リノベーションのメリットは、「それぞれの生活スタイルに合わせて設計が可能である」「物件の選択肢がたくさんある」「新築よりもお得」「物件の資産価値を高められる」ということが挙げられます。他にも様々なメリットを挙げることができるでしょう。多様化する社会の中、「暮らし」という点でも多様化することが可能な時代になってきました。自分自身の生き方や考え方を生活様式に取り込むという点においてリノベーションは文字通り「革命的」であるといえるでしょう。
リノベーションのデメリット
上記では、リノベーションのメリットを解説しましたが、リノベーションをする際には、注意するべき点もあります。メリットを最大限に生かして、よりよいリノベーションをするためにもいくつかのデメリットをおさえておきましょう。ここでは、デメリットを3つ紹介します。
「暮らし始めるまでに時間がかかる」
1つ目は、「暮らし始めるまでに時間がかかる」という点です。リノベーションをする際はやることが多くあります。初めに物件を探し、次にどういったリノベーションをするかをプランニングし、住居の調査、業者との打ち合わせ、そして改修工事・・・と本当にやることが多いんです。業者によっては、希望通りのリノベーションができず何回も打ち合わせをしなければいけないという状況になってしまうかもしれません。時間をあまりとることができず忙しい人や今すぐにでも住環境を変えたいという人にはリノベーションはおすすめしません。
「そもそもリノベーションができないケースがある」
2つ目は、「そもそもリノベーションができないケースがある」という点です。日本は災害が多い国のため、住居に対しては法律で様々な制限がかけられています。耐久性の面やその他の理由からリノベーション自体することができないという物件が数多く存在します。何も知らずにそういった物件を購入してから、リノベーションができないということになっては元も子もありません。リノベーションをしたいと検討している人は、リノベーションを専門とする業者としっかりとプランニングしたうえで一緒に物件を選ぶとミスなくリノベーションを行うことができるでしょう。
「ローンの金利が高くなりがち」
3つ目は、「ローンの金利が高くなりがち」という点です。リノベーションでは、住宅ローンを適用することができません。一般的に住宅ローンよりリフォームローンのほうが高い傾向があります。そのため必然的に金利の高いローンを組まざるを得なくなります。金銭面の事情も考慮したうえでリノベーションのプランニングを立てなくてはなりません。これも前もって専門の業者などに相談しておくことが大切です。中古物件の中には、購入金額とリノベーション費用を合算して低金利のローンを組めることや自治体によって費用援助が出るところなど様々な補助があります。これも専門の業者とよく相談するべきでしょう。
デメリット・まとめ
まとめると、「暮らし始めるまでに時間がかかる」「そもそもリノベーションができないケースがある」「ローンの金利が高くなりがち」ということが挙げられます。リノベーションをして住まいを手に入れることは多くのメリットがある反面、いくつもの越えなければいけない壁があるのです。ごく一般的な人は、住まいやリノベーションについての知識はあまり持っていないため、難しい仕組みや手続きにつまずいてリノベーションすることをあきらめてしまうということも多くあります。失敗しないためにも今回挙げたデメリットもしっかりとおさえておくべきでしょう。
どのような会社がおすすめなのか?
リノベーション会社を選ぶ際に、一番重要視するべきなのが担当者が誠実な対応をしてくれるかということです。リノベーションを行う際には、担当者と密なコミュニケーションを取る必要があるため、担当者は非常に重要となります。上記のメリットとデメリットについて誠実に話してくれる会社を選択することをおすすめします。
リノベーションの失敗例
ここからはリノベーションのメリット・デメリットを踏まえたうえで、「リノベーションの失敗例」について解説します。リノベーションを行った人の中には、様々な観点から後悔が残るという意見を持つ人が多くいます。ここではいろいろな面での失敗例を紹介し、皆さんがリノベーションを行う際に注意する点を述べます。リノベーションを行う際は是非一度この記事を読んでみてから検討してみてください。
「費用」における失敗例
1つ目は、「費用」における失敗例です。一番耳にすることとしては「予算オーバーしてしまった」ということです。例えば、「デザインにこだわりすぎてしまって予算を大きく超えてしまった」「予想外の補修費用が掛かってしまった」「工事費以外の諸費用が高くなってしまった」などが挙げられます。リノベーションには工事費のほかに、物件自体の契約にかかる手数料や引っ越し費用、家具の費用、その他税金などがあります。これを把握したうえで、できるだけ余裕のある資金計画を立てるのがベストです。また、予算を気にしてしまうあまり、自分好みのリノベーションができなかったという意見もあるので何にどのくらいの費用をかけるのかというのも重要になってきます。
「間取りや建物の構造」における失敗例
2つ目は、「間取りや建物の構造」における失敗例です。この失敗例は、多くの場合住み始めてから気づくものが多いです。
例えば、「部屋の造りを変えたことで空気の流れが悪くなった」「導線の配置が悪く家事がしにくくなってしまった」「マンションの構造上部屋の壁を取り除くことができなかった」「マンションのベランダをリノベーションすることができなかった」などが挙げられます。リノベーションをする際は、自分好みだけを追求するのではなく便利さという面も考えなくてはなりません。実際に住んでみないとわからないこともあるので、リノベーションをしたことがある人からお話を聞くということもよいかもしれません。
また、マンションなどでは自分が所有している「専有部分」しかリノベーションすることができません。自分の住むところの「専有部分」を確認してから物件を選ぶということも大切になってきます。
「デザイン」における失敗例
3つ目は、「デザイン」における失敗例です。ここで挙げる失敗例の多くは先のことを考えなかったことによる失敗例です。例えば、「部屋の雰囲気を変えたら家具が合わなくなった」「部屋のデザインに飽きてしまった」「デザインを追求しすぎて造りが複雑になってしまった」などが挙げられます。自分の希望の部屋にすることができるのがリノベーションの長所でしたが、それが裏目に出てしまう場合もあるのです。造りの複雑な家の場合、老後の生活に影響を与える場合も考えられます。また、売却しようとしても買い手が見つからないという状態に陥ってしまうのです。リノベーションを行う際は、長期的な目をもって行うことが重要です。
「業者」における失敗例
4つ目は、「業者」における失敗例です。リノベーションは業者と一緒にすすめていくものであり、業者との相性も大切になってきます。業者との相性が合わずに理想どおりのリノベーションができなかったり、イメージの共有までに時間がかかったりすることが多くみられます。また、業者によっては希望のデザインや工法ができないこともあります。相性のいい業者や理想を形にしてくれる業者とともにリノベーションを行うためにもいくつかの業者と比較して、よりよい業者を選ぶことも大切になってきます。
失敗例・まとめ
リノベーションを失敗しないために「費用」「間取りや建物の構造」「デザイン」「業者」の失敗例を挙げました。リノベーションにはこのほかにもいろいろな落とし穴があります。失敗例を把握しておくことで、よりよいリノベーションを行うことができるようになるでしょう。
まとめ
今回は、リノベーションのメリット・デメリット、失敗例、そして業者選びについて解説しました。リノベーションには多くのメリットがある反面、気を付けなければいけないデメリットも多く存在します。新築物件より安価で、自分自身の住みたい環境を創りだせますが、安価といっても安い金額ではありません。どの業者に頼むか、どの部分をこだわるかによって金額は大きく変わってきます。そのためにも失敗例などを把握して、リノベーションを専門する業者と計画的なプランニングをしていくべきです。
リノベーションには、安価で自分自身の要望を形にできるというとても魅力的な可能性があります。これから家庭環境が変わる人、趣味に没頭したい人、さらなる住みやすさを追求する人、現在のライフスタイルに満足していない人はぜひこの記事を参考にリノベーションを検討してみてください。
またこの記事を読んでリノベーションに対して興味を持って頂けますと幸いです。
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