
リノベーションの特徴とは?費用や事例を紹介します
2023.08.15
リノベーションと聞くと『リフォームと同じようなもの』という意見を持たれる方も多いと思います。
しかし、リノベーションにはリノベーションの特徴があります。
本記事ではリノベーションの特徴について解説します。
リノベーションについてざっくり解説!
リノベーションとは、既存の建物や住宅を改装し、新たなデザインや機能を追加してより良い空間を作ることを指しています。
一番の目的は、部屋のレイアウト、内装、外装、設備などの改修を行い、快適さや使いやすさを向上させることです。
一般的な例としては、キッチンやバスルームの改装、床や壁のリフォーム、冬の生活を豊かにするための断熱材の追加などがあります。
では、リノベーションのメリットとデメリットについてざっくりと述べていきます。
リノベーションのメリット
リノベーションを行うメリットは、多くあります。
例えば、建物の価値が向上し、将来的な売却時に収益を得ることができることや、建物を自分の好みやニーズに合わせてカスタマイズすることができることです。
また古い建物を改修することで、新しい設備や機能を追加することができるなどが例として挙げられます。
リノベーションのデメリット
一方、注意点としては、
・予算がかかること
・適切な設計や施工が必要
・建築基準や法規制の遵守が必要
などの点です。
施工内容によっては専門的な知識を必要とする場合もあるため、リノベーションを行いたいと考えている方は、専門家に相談することをおすすめします。
リノベーションにおける実例と費用
リノベーションには簡単な施工から大規模な施工まで様々なものがあります。
この章では以下の一般的なリノベーションの事例を紹介し、それに必要な大まかな費用をご紹介します。
・バスルームのリノベーション
・キッチンのリノベーション
・床のリノベーション
・屋根のリノベーション
・全体的なリノベーション
費用については、施工内容によって大きく異なりますので参考程度にお考えください。
バスルームのリノベーション
バスルームのリノベーションには、浴槽やシャワー、トイレ、洗面台、床や壁のタイル、照明の交換などが含まれます。
バスルームリノベーションの費用は、数十万円から数百万円になることが一般的であり、施工内容によって変動するようになっています。
キッチンのリノベーション
キッチンのリノベーションには、新しいキャビネット、シンク、電化製品などの交換などが含まれます。
平均的なキッチンリノベーションの費用は、数十万円から数百万円になる場合が多く、キッチンの場所を変えるような大規模な施工内容である場合は費用が大きくかかるケースがあります。
床のリノベーション
床のリノベーションには、カーペットの交換、床材の張り替えなどが主な内容となります。
床のリノベーションの費用は、素材の種類や広さによって変動しますが、数十万円から数百万円になることが一般的です。
屋根のリノベーション
屋根のリノベーションには、屋根材の交換、修理、防水処理などが含まれます。
屋根のリノベーションの費用は、建物のサイズや屋根の種類によって変動しますが、数十万円から数百万円以上になることが多く、施工内容によってはこれを上回る可能性も大いにあります。
全体的なリノベーション
建物全体をリノベーションするというケースも近年は多くみられます。
費用は大きくかかりますが、新築物件を購入するより安いという理由からこの選択をする人も増えているようです。
全体的な内装のリノベーションには、壁の塗装、内装の変更、電気設備の更新、照明の交換などが含まれます。
全体的な内装リノベーションの費用は、リノベーションのプロジェクト規模や素材の選択によって大きく異なりますが、最低でも数百万円、多い時には数千万円を越える費用が必要となる場合があります。
リノベーションを行うとこんな良いことが!
ここからはリノベーションを行うことによって得られる良い点についてご紹介します。
建物の価値を高めることができる
リノベーションを行うことによって、建物の状態や機能が改善し、その結果として資産価値を向上させることができます。
内装が綺麗になったり、間取りが適切な状態になってたりすることでより良い空間となります。
建物が綺麗にリノベーションされた状態になるため、将来売却する際に高い評価を得ることができるのです。
利便性の向上
リノベーションを行うことによって、居住空間の快適性や利便性の向上が期待できます。
例えば、新しいエアコンや暖房システムの設置、断熱材の追加、バスルームやキッチンの改装などを行うことによって、快適な環境を作り出すことができます。
また、先述した部分に関しては自分の好みに合わせてオーダーすることができるため、こだわった空間作りを行うことが可能です。
環境に配慮した空間づくり
リノベーションを行うことによって、エネルギー効率がよくなり、地球にやさしい建物になったというケースもあります。
リノベーションは、エネルギー効率を改善するための手段としても利用されており、例えば、断熱材の追加、高効率の窓の取り付け、エネルギー効率の高い設備や照明の導入などによって電気やガスの使用量を削減し、環境にやさしい住宅を実現することができます。
細部までこだわることができる
リノベーションでは、建物を自分の好みやニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。
例えば、間取りの変更、内装デザインの改善、特定の機能や設備の追加など通常では難しい施工も行うことができます。
自分の理想とする生活空間を業者と擦り合わせることで、理想のライフスタイルを実現することが可能となります。
住まいの環境に新たな価値を作れる
リノベーションによって、新しいライフスタイルを創造することができます。
オープンスペースの生活空間を作ることで、家族や友人とのコミュニケーションを促進することができることなどが例として挙げられます。
また、自分の好きな趣味のスペースの設置を設置することによって、より充実した生活を送ることができるのです。
リノベーションはここに注意!
ここからはリノベーションを行う際の注意点について解説します。リノベーションは上記のように素晴らしい点が多くありますが、以下の点には注意が必要です。
リノベーションを検討されている方は参考にしてみてください。
予算オーバーになる可能性がある
リノベーションは大規模な工事が可能であるために、予算をオーバーしてしまう可能性があることに注意が必要です。
またその他にも、予期せぬ追加工事や素材の高騰などにより、予算を超えることがあります。
これを防ぐには十分な計画と予算管理を専門家と事前に行うようにすることがおすすめです。
施工に時間がかかる
リノベーションが完了するには予想以上に時間がかかることがあります。
設計、許認可手続き、施工の段階での遅れや予期しない問題が発生する可能性があるためです。
その結果、住宅や施設の使用が遅れる場合もあるため、余裕ももったプランニングが大切となります。
業者によって得意とする施工が異なる
リノベーションは、依頼する施工業者によって完成が大きく異なることがあります。
費用が安いからという理由で信頼性の低い業者や工務店を選んでしまった場合、施工品質が低下するというリスクがあることを抑えておきましょう。
不適切な施工は、後々の修繕や問題の原因になる可能性があります。
これを防ぐためにも依頼する業者は信頼できる業者を選択することが大切です。
予想外の問題が発生することがある
リノベーション中に、壁の中や床下から予期しない問題が発生することがあります。
例えば、給水・排水の配管の老朽化、電気配線の問題、腐食やシロアリの被害などが含まれます。これらの問題の解決には追加の費用と時間がかかることがあるため、先述した工期の延長や予算オーバーなどの原因になってしまいます。
建築基準の厳守
リノベーションを行う際には、建築基準や地方自治体の規制を守る必要があります。
設計や施工の段階での規制違反は、追加の手続きや修正を必要とする可能性があるため、依頼する業者が十分な知識を持っているかを判断できるようにしましょう。
具体的には、その業者の口コミなどを検索するのが良いです。口コミは実際にそのサービスを受けた人が書いているため、非常に参考になる情報となっています。
依頼しようとしている業者がしっかりとした業者なのかを判断できると良いでしょう。
具体的なリノベーションの流れ
最後に具体的なリノベーションの流れについてご紹介します。
リノベーションは大きく分けて以下のステップで成り立っています。
リノベーションを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
①リノベーションの目的と予算の選定
はじめにリノベーションの目的と予算を明確にし、どの程度の改装を行うかを決定します。必要な機能やデザインの要件を考慮し、予算範囲内で適切なプランを立てます。
②依頼する業者の選定
次にリノベーションを依頼する業者を決定します。
この作業は非常に重要な作業であり、時間をかけて選定する必要があります。予算内で施工を行ってくれる業者はもちろんですが、担当者が丁寧な接客をしてくれるかなども業者選定の基準に入れておくと良いでしょう。
また、業者を選ぶ際には口コミを事前に確認することが大切です。ホームページに記載されている情報のみで業者を判断してしまうと危険です。
実際にサービスを受けた人の声を事前に確認するようにしましょう。
③プランニング
リノベーションのプランニングと設計段階では、専門的な知識を持つ人と協力して具体的なリノベーションプランを作成します。
間取りや内装の変更、設備の選択、素材の選定などが例として挙げられます。
④許認可の手続き
許認可が必要な場合、地方自治体や建築基準に基づいて指定された許認可手続きを行います。
建築許可や関連する証明書の取得などが主な作業となります。
⑤施工
上記の手順が完了すると実際のリノベーション工事が行われます。
施行中も定期的にリノベーションを行っている業者とコミュニケーションを取ることで理想なイメージと違うなどのトラブルを避けることができます。
⑥内装の仕上げ
壁や床の塗装、タイルの施工、照明器具の取り付け、キッチンやバスルームの設備の取り付けなど、内装の仕上げ工事が行われます。
その他にも施工したい場所がある場合は事前に伝えておくことで対応してもらえることがあります。
⑦最終チェック
リノベーションが完了したら、建物の清掃を行い、施工の仕上がりについて最終チェックを行います。
必要な修正や微調整を行い、完成となります。
ここでの最終チェックで自分のイメージとあっているかをもう一度入念に確認するようにしましょう。
おわりに
今回はリノベーションの特徴について詳しく解説しました。
近年では新築物件を買うよりも中古の物件を購入し、自分の好みにあったようにデザインするという方も増えています。
リノベーションであれば、新築物件を購入するより費用を抑えられ、尚且つ自分の理想とする空間を作りやすいため非常におすすめできる施工となっています。
この記事をお読みのあなたもぜひリノベーションを検討されてみてはいかがでしょうか。
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