リノベーションとデザインリフォームどっちが適切?それぞれご紹介します
2023.08.01
今回はリノベーションとデザインリフォームどっちが適切?というテーマでお届けしたいと思います。
最近ではリノベーションに加えてデザインリフォームという言葉も登場してきました。
この記事ではそれぞれの内容や特徴、適切な場面などについて解説していきます。
リノベーションとデザインリフォーム
まずはリノベーションとデザインリフォームについてそれぞれ解説していきます。
初心者の方でもわかるよう解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
リノベーションとは
はじめにリノベーションについて解説します。
リノベーションは、建物の改修や改装を指す言葉で、古い住宅を改修し、新たな機能やデザインを取り入れることにより、
現代のスタイルに合わせた空間を作り出すための工事になります。
また、リノベーションは、建物や住宅の老朽化や損傷を修復するだけでなく、
・生活の利便性の向上
・デザインの変更
・投資価値の向上
・生活コストの削減
などを実現することができます。
具体的には、
・間取りの変更
・内装や外装の変更
・設備の入れ替え
・断熱材、防音材の強化
などを行うことを言います。
最近では、環境に配慮したリノベーションにも注目が集まっており、
エネルギー効率の改善や再利用可能な素材を使用するケースも見られるようになってきました。
リノベーションの範囲や規模は様々であり、部分的な改修から全体的な再構築まで幅広く行われています。
専門的な知識が必要となる場合が多いため、専門の業者や専門の知識をもった人と一緒に工事を進めていくのが一般的な方法となっています。
デザインリフォームについて
デザインリフォームとは、建物や住宅の外観や内装のデザインをリニューアルすることを指し、
建物や住宅の見た目や雰囲気を改善し、より魅力的な空間を創り出すことを目的としています。
具体的な施工内容としては、
・壁の塗装や張り替え
・床のリメイク
・天井の装飾
・照明の変更
・窓やドアの交換
・外壁の改装
・屋根のリニューアル
などがあります。
デザインリフォームとリフォームの違い
住居の修繕や改修をするだけのリフォームに対し、
デザインリフォームは外観を魅力的にするだけでなく、内部の空間をより快適で機能的にすることも含まれています。
通常のリフォームに加え、デザイン面からも作り変える点がポイントです。
具体的な施工例としては、間取りの変更や間仕切りの撤廃、キッチンやバスルームのリモデル、収納スペースの追加などが挙げられます。
デザインリフォームでは、個人の好みやライフスタイルに合わせたカスタマイズを行うことができるため、
こだわりを持った空間作りを行いたいという方におすすめです。
モダンなスタイル、和風のテイスト、ヴィンテージな雰囲気など、自分の個性を反映したデザインを追求することができます。
また、建物の外観や内装に関わる要素だけでなく、色彩や素材の選定、家具やインテリアアイテムの配置なども専門のデザイナーが担当します。
デザイナーがつくことによって費用が多少高くなってしまうこともありますが、専門家の見識を取り入れることができるため、
よりデザイン性の優れた物件に作り替えることができます。
デザインリフォームを行うことによって、建物や住宅をより魅力的で快適な空間に作りかえ、
住む人の生活の質を向上させることができます。
リノベーションとデザインリフォームどっちがいいの?
ここからはリノベーションとデザインリフォームを比較してどちらが適切なのかをご紹介します。
状況に応じて適切な方法は異なってきますので、以下を参考にどちらが良いかを考えてみてください。
リノベーションが適切な場合
はじめにリノベーションが適切な場合をご紹介します。
先に結論を申しますと、主にリノベーションが適切な場合は
・古い建物や住宅を利用する場合
・ライフスタイルに合わせて変化させたい
・建物の損傷や老朽化を修復したい
・エネルギー効率を改善したい
・投資目的の資産価値を高めたい
などになります。
以下、詳しく説明をしていきます。
古い建物や住宅を利用する場合
古い建物に手を加えて再利用するという場合はリノベーションがおすすめです。
既存の建物に新たな機能やデザインを追加して再利用するためには大規模な工事を必要とすることが多いためです。
また、古い景観を残したいという場合は内装のみをリノベーションすることも可能ですので、検討してみるとよいと思います。
ライフスタイルに合わせて変化させたい
ライフスタイルが変わり、理想とする空間作りを再度行いたいという時にもリノベーションがおすすめです。
既存の住宅がライフスタイルに合わなくなった場合、リノベーションによって新たな空間を作り出すことができます。
間取りの変更や内装の改修を通じて、より快適で機能的な住環境を実現することができます。
建物の損傷や老朽化を修復したい
建物の修復にもリノベーションが有効です。
建物が損傷や老朽化している場合、リノベーションによって修復や補強を行うことができます。
建物の安全性や耐久性を向上させ、長期的な利用を可能にすることができるため、
デザインリフォームなどよりもリノベーションが適切だと言えるでしょう。
エネルギー効率を改善したい
リノベーションではエネルギー効率も改善することができます。
古い建物や住宅は、断熱性やエネルギー効率が低い場合があります。
リノベーションを通じて断熱材の追加や窓の交換などを行うことによってエネルギー効率を改善することができ、これによって光熱費の削減が可能となります。
投資目的の資産価値を高めたい
リノベーションは、建物の資産価値を高めるための投資として用いられることがあります。
改装によって建物の魅力や機能性を高め、将来的な販売や賃貸の価値を向上させることができるため、投資目的にリノベーションを活用することもできるのです。
古い建物を修復する場合はリノベーションの方が適切と言えるでしょう。
デザインリフォームが適切な場合
次にデザインリフォームが適切な場合について解説します。
デザインリフォームが適切な場合は
・空間のデザインを変更したい
・住居内の機能の高めたい
・ブランドイメージを向上させたい
・長期目線でデザインを変更したい
・建物の魅力を引き出したい
・専門的なデザインの知識が欲しい
などになります。
リノベーションよりもデザインリフォームが適切な場合も多くありますので、以下を参考にしてみてください。
空間のデザインを変更したい
自分の好みが変わり、空間のデザインを変更したいと言う場合にはデザインリフォームが適切です。
建物や住宅のデザインが古くなり、現代の好みやスタイルに合わなくなった場合でもデザインリフォームによってそれらを解決することができます。
デザインリフォームでは新しい色彩や素材、家具やインテリアアイテムとのバランスも考えて設計をするため、今までとは違う雰囲気を作り出すことが可能です。
住居内の機能の高めたい
デザインリフォームでは、既存のデザインでは引き出せない機能を引き出すことができます。
例を挙げると、キッチンやバスルームのレイアウトの変更、収納スペースの追加、作業スペースやリビングの拡張などが考えられます。
デザインリフォームと聞くと、デザインを変更するというイメージが先行しがちですが機能面も改善することができるのです。
ブランドイメージを向上させたい
デザインリフォームを行ったことでブランドイメージがアップしたと言う事例も存在します。
たとえば商業施設やホテルなどでは、デザインリフォームがブランドイメージの向上に役立つことがあります。
デザインが持つブランドイメージはマーケティングにおいても重要になってきています。
顧客に快適な空間や魅力的なデザインを提供することで、他者との差別化をはかり、売上アップに繋げることもできるのです。
長期目線でデザインを変更したい
建物や住宅の将来的な利用を考え、デザインの変更等が必要な場合にも、デザインリフォームが適切です。
例えば、バリアフリー化や高齢者・障がい者の利便性を考慮した改修、
将来的な増築や拡張を見越したデザインの工夫などにはデザインリフォームはもってこいです。
建物の魅力を引き出したい
建物自体に魅力的な要素がある場合、デザインリフォームによってその魅力を引き出すことができます。
例えば、歴史的な建物や特徴的な建築様式を持つ建物において、
外観の改装や内装のデザインを通じてその魅力を際立たせることなどが例として考えられます。
専門的なデザインの知識が欲しい
デザインリフォームでは専門のデザイナーがデザインを行い、それに従って施工が行われます。
つまり、専門的な知識を元にリフォームをしたいという場合には、デザインの専門家がつくデザインリフォームが適切です。
通常のリフォームと比較すると費用が多少大きくなってしまいますが、何か専門的な建物をリフォームする際にはこのデザインリフォームを選択することをおすすめします。
リノベーション・デザインリフォームの注意点
リノベーション・デザインリフォームへの理解が深まったところで、最後にそれぞれに共通する注意点について解説します。
以下の点を事前に抑えておくことで、トラブルを避けることができるでしょう。
予算の計画をたてる
デザインリフォームやリノベーションには、大きな費用がかかりますので、事前に予算を計画し、費用の見積もりを行うことが重要です。
予算を明確にし、予期せぬ追加費用に備えるために、専門家や施工業者との相談を行うことが大切です。
専門家の意見を聞く
このような施工においては、専門的な知識や技術が必要な場合があります。
そのため、専門家の助言や意見を仰ぐことは重要です。
建築家、デザイナー、施工業者など、経験豊富な専門家のアドバイスを受けることで、計画的かつスムーズなプロセスを進めることができます。
許認可の取得
施工を行う際には、法律や建築基準を守る必要があります。
建物の構造や間取りの変更、外観の改装などは、許認可や建築許可が必要な場合があるため、
適切な手続きを行い、法的な要件を満たすようにしておきましょう。
これらの法的な手続きも専門家の意見を聞いたり、委託をすることで時間や労力を節約することができます。
適切なプランニングをたてる
このような大きいプロジェクトは、多くの時間を要する場合があります。
計画段階からスケジュールを立て、工期を考慮したプランニングを行いましょう。
特に、居住中の住宅や商業施設の場合は、工事による影響を最小限に抑えるために、工期の調整をしておくことをおすすめします。
予想外のトラブルも想定しておく
リフォームやリノベーションのプロジェクトでは、予想外の問題や障害が発生することがあります。
古い建物や住宅の場合、構造上の問題や老朽化による損傷が見つかることもあります。
こうした問題に備えて、予算やスケジュールに余裕を持ち、プランニンングを行っておく必要があります。
おわりに
今回は、リノベーションとデザインリフォームどっちが適切?というテーマでお届けしました。\
リノベーション、デザインリフォーム共に良い点、悪い点がありますので事前にリサーチをしてくことをおすすめします。
良い面・悪い面を知っておくことで理解が深まり、より良い施工に繋がりますのでぜひ参考にしてみてください。
弊社ひらめきカンパニーではリノベーション・デザインリフォームをはじめとした施工を行っております。
お客様が理想とする空間作りのお手伝いをさせていただきますので、業者選びに迷った際にはぜひ弊社にお任せください。
施工事例等は弊社ホームページに掲載しておりますので一度目を通していただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
│コラム│ パーマリンク│