ブログ

羽島市の中古マンションのリノベーション方法を解説します

羽島市の中古マンションリノベーション

岐阜県羽島市は、名古屋市へのアクセスが便利な立地でありながら、自然が豊かで静かな住環境が魅力の住みやすい街となっています。
一戸建て住宅を建てるために十分な環境が整っていますが、中古マンションのリノベーションも魅力的な選択肢になります。

羽島市内にはいくつかの分譲マンションが建てられています。高層建築が少ないエリアのため、周囲の建物にさえぎられず良好な眺望が得られ、日当たりと風通しも確保されています。
マンションには一戸建て住宅にはない高い耐震性や耐火性、セキュリティ、維持管理のしやすさなどの利点があり、人気が高まっています。

羽島市では中古マンション物件が比較的リーズナブルな価格で販売されており、これらをリノベーションして住むことには大きなメリットがあります。

今回は中古マンションのリノベーションに焦点を当て、具体的に解説していきます。

リノベーションってなに?

英語の “renovation” には、修復や刷新といった意味が含まれています。

リフォームとは、間取りなどはそのままに老朽化した部分を更新し、見た目や使い勝手を改善することですが、
リノベーションでは、単なる更新を超えて、住まい手のライフスタイルに合わせて空間全体を再設計します。
間取り、動線、収納などのレイアウトの見直しや、新しい設備や建材の導入によって、空間の質を変え、性能を高め、資産価値までも向上させることを目指します。

もしかしたら、新築マンションよりも魅力的で価値の高い空間が手に入るかもしれないのがリノベーションです。

以下がリノベーションの主な目的や効果となります。

・ライフスタイルに合った間取りや空間を生み出す
・デザイン性や機能性の高い住まいにする
・資産価値を高め、賃貸する場合には投資効率を高める

中古マンションのリノベーションでできること

中古マンションのリノベーションでは何ができて、何をすべきか、その可能性について解説します。

間取りを変更する

ほとんどの分譲マンションは、幅広く販売するために、平均的な家族を想定した画一的な間取りになっています。
ファミリータイプであれば3LDKや4LDKと呼ばれる、水回りを中央に配置して個室を並べた「田の字型プラン」が一般的です。
限られた専有面積の中で部屋数を確保するためには効率的ですが、各部屋は狭くなり、水回りや収納が狭くなりがちで、使いにくく感じられることがあります。

リノベーションでは、ライフスタイルに合った無駄のない間取りに変更することが考えられます。
戸建て住宅では壁や柱を移動することが難しいのですが、マンションでは比較的自由にできます。
たとえば3LDKのマンションの部屋数をひとつ減らして2LDKにするだけで、広々としたリビングや豊かなキッチン、家事コーナーや書斎コーナー、たっぷりの収納などが生まれるかもしれません。

また費用はかかりますが、スケルトン(構造体だけを残した空っぽの状態)から造り直すこともあります。こうすれば、新築マンションを超える自分だけの空間が実現できるでしょう。

内装デザインを一新する

リノベーションでは、床、壁、天井などの内装材や扉など目に見える部分のすべてを新しくすることができます。シンプルモダンからクラシックテイストまで、好みに合わせて自由自在です。
間取りの変更と合わせて、既存の状態からは想像できないような空間デザインを生み出すことができます。

水回りを更新する

中古マンションのキッチン、ユニットバス、洗面台、トイレなどの設備機器は、老朽化したり汚れていることも多いものです。
最新の設備機器の進化は目覚ましいものがあります。費用対効果を強く実感できる部分なので、ぜひ優先的に更新したいところです。

そしてリノベーションでは、キッチンやユニットバスをただ入れ替えるだけでなく、位置や大きさを変更できる場合もあります。

断熱・気密性・快適性を向上させる

築年数を経た中古マンションは断熱性・気密性が劣っていることがあります。
サッシの内側に断熱内窓を取り付けて2重窓にしたり、外壁の内側に断熱材を追加することもおすすめです。
効率の良い最新のエアコンに交換することも合わせて、冬は暖かく夏は涼しい快適な空間となり、ランニングコストも抑えることができます。

既存部分の良いところを活かす

 
建築材料や設備機器は日々進化していますが、すべてを最新のものに取り替えることが良いとは限りません。
築年数を経過したマンションには、現代ではあまり見ることができないような、味わい深い素材が使われていることがあります。

扉、ふすま、障子などの建具や、和室の床柱、欄間、長押などの造作には、職人の手仕事による特注品が使用されていることがあります。
また、既存の内装を撤去すると、荒々しいコンクリートの壁や天井が姿を現します。
凹凸のあるざっくりとしたコンクリートを白いペンキで塗ることで、外国映画に出てくるような個性的でおしゃれな空間が実現できるかもしれません。

このように既存部分の良いところをうまく活かすことで、コストを抑えながらデザイン性の高い空間を造ることができます。

優先順位を決める

リノベーションを考え始めると、あれもやりたい、これもやりたいと希望が膨らんでいくものですが、予算には限りがあります。
要望をいったん書き出してから、絶対にほしいもの、できればほしいもの、なくて我慢できるもの、というように優先順位を付けることで、無駄のないリノベーションのプランニングができます。
リフォーム会社に相談する際にはこうした優先順位を伝えておくと、より良い提案を受けられるでしょう。

中古マンションのリノベーションにかかる費用

リノベーションの費用は工事の内容や範囲、建材や設備のグレードによって大きく変わります。
300万円程度から工事は可能ですが、時には1000万円以上になることもあります。

(70㎡のマンションでの一例・合計800万円)

内装デザインを新しくする・・・400万円
キッチンやユニットバスなどの設備機器を交換する・・・300万円
窓や断熱材を強化する・・・100万円

既存部分を解体して間取りを大きく変更するようなリノベーションはさらに費用がかかります。

複数のリフォーム会社から見積もりを取って比較することもできますが、内容と予算について大まかな希望と優先順位を伝え、いくつかのパターンを提案してもらい、そこから選択するのも良い方法です。

想像より高額に思われるかもしれませんが、中古マンションの購入費用との合計金額で、新築マンションや一戸建て住宅よりもリーズナブルに仕上がる可能性があります。

リノベーションをする中古マンション物件の選び方

リノベーションをするために中古マンションを新たに購入する場合は、物件の選び方も大切です。リノベーションに向いているマンションと、そうでないマンションがあるからです。
これらは一般の方には判断が難しいため、購入の前にリフォーム会社に相談するのも良い方法です。

希望の間取りに近いマンション

リノベーションでは間取りを変更できると書きましたが、工事に制約がある場合もありますし、変更が多くなるほど費用も高額になります。既存の状態で希望に近い間取りになっていれば理想的ですが、リフォーム会社に「この壁は取り外せるか」といった相談をしてみると良いでしょう。
新耐震基準以降のマンション
建築基準法の新耐震基準以降に建設されたマンション(1981年6月1日以降に建築確認申請を受けているもの)がおすすめです。
それ以前に建設されたマンションの耐震性能は大きく劣ります。大きな費用をかけてリノベーションをするのですから、耐震性能の低いマンションは避けるほうが良いでしょう。
ラーメン構造のマンション
鉄筋コンクリート造には、柱・梁のフレームで支えられている「ラーメン構造」と、コンクリートの壁によって支えられている「壁式構造」があります。
ラーメン構造では、室内の間仕切り壁を容易に撤去したり位置を変更することができます。壁式構造ではコンクリートの間仕切り壁を撤去したり移動することはできません。
間取りの自由度が高い、ラーメン構造のマンションがおすすめです。
水回りを更新しやすいマンション
リノベーションでは、キッチン、ユニットバスや洗面所などの水回りを移動したり、大きさを変えたりすることがあり、こうした工事に対応しやすい造りのマンションがおすすめです。
給排水の配管が通っている床の構造が二重になっていたり、パイプスペースの位置が適切であったりすることで、リノベーションの自由度が高まります。

中古マンションのリノベーションはここに注意!

マンションのリノベーションには、一戸建て住宅以上に注意しなければならないこともあります。
経験と実績のある良質なリフォーム会社に依頼することで、こうしたトラブルを防ぐことができます。

建築基準法や消防法に注意!

建築基準法では、建物の用途や規模によって採光、換気、防火などについて基準が定められています。
たとえば、窓がないリビングや寝室などは認められていませんし、シックハウス対策のために換気扇の設置も必要です。
不燃性の内装材料が指定されていたり、撤去できない防火壁や防火戸などが設置されている場合もあります。
火災報知機などの消防設備も、消防法令にもとづいて適切に維持・復旧しなくてはなりません。

リノベーションでは用途や間取り、設備などを大きく変更することがありますが、こうした法令を必ず守らなければなりません。
後述する管理規約にも違反していたり、売買する際などに資産価値を大きく落としてしまうこともあるのです。
こうした問題を起こさないためには、法令を熟知・遵守して正しいプランニングができるリフォーム会社に依頼することが大切です。

マンションの管理規約に注意!

分譲マンションは各住戸の所有者が建物を区分所有するもので、その維持管理のために管理組合・管理規約があります。
リフォーム・リノベーションについてもルールが定められており、ルールはマンションごとに異なるため、必ず確認が必要です。規約を守らずに施工してしまうと、工事の中止や復旧を求められるなどのトラブルにつながります。

分譲マンションは専有部分と共用部分に分かれており、リフォーム・リノベーションが可能なのは専有部分の室内のみとなります。
たとえばサッシ、窓ガラス、バルコニーなどは共用部分とみなされ改修できないことが一般的ですし、床の遮音性能を損なうような工法を禁止していたり、水回り配管や電気容量の変更が制限されている場合もあります。
また工事の際には必要書類を揃えて管理組合に提出し、許可をもらう必要があります。
こうした煩雑な手続きをフォローしてくれる、マンションのリフォーム・リノベーション工事に慣れたリフォーム会社を選ぶことが大切です。

近隣住戸への配慮に注意!

法令や管理規約を守ることはもちろんですが、上下階や左右両隣などの近隣住戸への配慮も大切です。
たとえば、床材をより硬いものに張り替えたことによって足音が下階に響くようになってしまいトラブルになることがあります。
またリフォーム・リノベーション工事ではどうしても騒音や振動が発生し、迷惑をかけることになります。
適切にコミュニケーションをとって良好な関係を保つことや、近隣に配慮した良質な施工を行う誠実なリフォーム会社に依頼することが大切です。

おわりに

ここまで解説してきましたように、中古マンションをリノベーションして住むことには大きなメリットがあります。
リノベーションはできることに幅があり、注意すべきポイントも多いため、良いリフォーム会社・建設会社を選ぶことが特に大切になります。

弊社ひらめきカンパニーではリノベーションをはじめとした施工を岐阜県羽島市周辺で承っております。
担当者がお客様ファーストでリーズナブルなプランをご提案させていただきます。過去の施工事例なども参考にしていただき、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。