デザインリフォームとは?解説します!
2023.01.01
デザインリフォームとは
デザインリフォームとは、通常のリフォームとは異なるものとなっており、デザインにこだわっているという特徴があります。
住まいに対しての快適さを求めるのはもちろんですが、デザインにこだわることで、より良い空間に仕上げることが可能です。
また、住む人の要望によって異なる内装などの要望に、応えることができるのがデザインリフォームです。例を挙げると、ペットや小さなお子さんのことを考え、建材を自然由来のものにしたいという要望や、子どもが成長してきたため間取りを変更したい、内装をカフェのようにおしゃれにしたいなどの要望についても応じることができます。
専門のデザイナーがデザインを担当するため、細部までこだわったデザインを注文することが可能です。
リフォーム・リノベーションって何?
そもそも、デザインリフォームを理解する前に、通常のリフォーム・リノベーションについて理解しておくことが大切です。
リフォームとは、既存の間取りをそのままの状態で活用し、古くなっている部分を新しく作り変えることで、新しい状態に戻すといういわば原状回復のイメージとなっています。リフォーム時、デザイン性にこだわるという場合もありますが、実際は修理や回復のイメージのほうが強い要素となっています。
リノベーションについても同様の意味を持っており、住まいをさらによい状態にしていくというのが目的です。
デザインリフォームの場合には、機能面や住まいの原状回復に加えて、独自のデザインにもこだわるというものとなっています。デザインにもこだわりを持つことから、デザイン料が請求されることとなり、通常のリフォーム・リノベーションよりも必要な費用が高くなるという傾向にあります。
通常のリフォームとリノベーションの違い
通常のリフォームとリノベーションの違いですが、施主の意見やイメージを反映しながら行うのがデザインリフォームとなっています。
先述しましたが、通常のリフォームの場合、デザインや機能面にこだわっている場合もあるが、原状回復や住宅がすでに持っている機能の修理といった部分も含まれているのが通常のリフォームです。一方で、デザインリフォームの場合は、施主の意見やイメージを反映させ、適切な間取りや建材などにも注目してリフォームを行っていくという違いがあります。
また、デザインリフォームの場合は、リフォームに必要な代金に加え、専門のデザイナーに施工の依頼する必要があるため、デザイン料も別途に用意する必要があります。このような点が、デザインリフォームと通常のリフォームとの違いになっていますので覚えておきましょう。
デザインリフォームのメリット
デザインリフォームのメリットとしては、中古で購入した家や長い間住んでいた家でも、自分好みのデザインや機能にリフォームできる点などが挙げられます。つまり、新築より安い価格で購入したという中古住宅でも、デザインリフォームを利用することで、自分好みの家、住みやすい住宅を手に入れることができます。
また、デザインリフォームの依頼料金ですが、新築を始めから、設計して建築するよりも費用を安い価格で済む場合がほとんどです。そのため、気軽に依頼することができます。
ここからは、そんなデザインリフォームのメリットについて解説します。
細部にこだわりがある
中古物件をリフォームすると、新築を購入するよりも安く住まいを購入することができます。今住んでいる住まいとは異なり、新たらしい住まいを購入したい場合は、中古物件のデザインリフォームを検討してみるのが良いでしょう。
自分の細かい要望まで聞いてくれますので、安心して依頼をすることができます。
新築よりも安くできる
デザインリフォームでは、住まいをよい状態にリフォームしながら、デザインにもこだわりを持つことから、新築のように綺麗になります。
新築よりも融通が利くため、自分好みの住まいを完成させることができるでしょう。
新築のように綺麗になる
デザインリフォームは、中古の家を利用します。しかし、デザインリフォームでは住まいをよいよい方向へと持って行くため、清潔感を保ちつつ、デザインの変更が可能となっています。
デザインリフォームを業者に依頼する時の注意点
ここからは、デザインリフォームを業者に依頼するときの注意点について解説していきます。デザインリフォームの需要増加に伴って、多くのデザインリフォーム業者が存在しています。
中には、悪徳な業者も存在していますので以下を参考に、信頼できる業者を見つけるようにしましょう。
自分のイメージにあう業者を選ぶ
デザインリフォームを行っている多くの会社では、実際の施工の様子などを公式ホームページや自社のSNSで紹介していることが多くあります。依頼をする前に、まずはそういった写真を参考にし、自分がイメージをしている住まいに近いデザインリフォームをしている会社なのかを見分けるようにしましょう。
当然の話ですが、自分が希望しているデザインではない会社を選んでしまっている場合には、理想の仕上がりに仕上げることは難しくなってしまいます。
よって、どのようなデザインリフォームを希望するのか明確にしておく必要があります。自分のプランにあったイメージの会社を選択できるようにしましょう。
会社の実績や保有資格を確認する
施主の要望に沿いながら、住宅の機能面を維持する、または向上させるためには、専門の知識や経験が必要となってきます。デザインリフォームにおいては、会社の実績や所属するデザイナーの資格や、設計士がもっている知識や実力はかなり重要なチェックポイントとなります。
このような点を見極めるために役立つのが、会社の実績や会社に所属しているスタッフの保有資格です。実績や保有資格を見ることで、どのようなデザインが得意なのかなどをある程度知ることができます。
また、依頼を検討している会社や事務所が複数あるという場合にも、この実績や保有している資格を見比べることで、細かい違いや実績の数などを確認することができます。
依頼を検討している会社や事務所を選ぶときは、その会社の実績や資格保有者も忘れずに確認するようにしましょう。
会社によって得意とするデザインが違う
デザインリフォームを行う会社は、会社に所属しているデザイナーや建築士によって得意としているデザインが異なります。細かい所まで凝ったデザインが得意な会社があれば、バリアフリーの観点や機能性に特化した会社もあるということです。
自分が希望しているデザインを行っていない会社や事務所にデザインリフォームの依頼をしても、満足のいくリフォームを実現するのは難しいです。
デザインリフォームを依頼する際には、自分が希望しているデザインはどのようなデザインなのかをはっきりさせておきましょう。その上で、自分の要望を満たすことができるリフォーム会社や設計事務所を選ぶことが重要です。
料金を事前に確認しておく
デザインリフォームでは、通常のリフォームにデザイン料がかかるため、デザイン料が発生します。デザイン料の相場は工事費用の10〜20%となっていますが、業者によって異なります。相場に比べてあまりにも安すぎる場合や、高すぎる場合は、複数の会社からの見積も比較することをおすすめします。また、見積の内訳の詳細を出してくれる業者のほうが信頼できるといえます。
事前に料金を確認しておくことで、施工後のトラブルを減らすことができますので、料金の確認は必ず事前に行うようにしましょう。
複数の業者から見積もりを受ける
デザインリフォームを依頼する時、始めから1社に絞るのではなく2社以上から見積をもらって担当者と話をすることが大切です。デザインリフォームでは、担当者との相性が重要になってきます。施工の間のやり取りは、担当者と交わすことになりますので相性が良い担当者を見つけるのも重要です。
施工後のサポート
デザインリフォームの施工が終わった後のアフターサービスも確認しておくことをおすすめします。当然ですが、より安心して住むことができるサポートがあるほうがよいです。会社によってサポート内容は大きく異なりますので、施工前に確認しておきましょう。
デザインリフォームのデメリット
ここからは、デザインリフォームのデメリットについて解説していきます。デザインリフォームにはメリットが多く、ほとんどの人が満足できるものとなっていますがデメリットも存在します。事前にデメリットを知っておくことで、デザインリフォームについての知識を深めることにもつながります。以下を参考にしてみてください。
通常のリフォームより費用がかかる
新築を立てる費用に比べると費用を抑えることが可能ですが、通常のリフォームに比べると、デザイン料が発生するため高額となってしまうことが多くあります。デザイナーは仕上がりに対しての完成を深く考える傾向にあるため、様々なプランニングを提示してくれます。よりいいもの、よりおしゃれなものを、と提案を受け入れてしまうと予算を大きくオーバーしてしまう可能性もあります。しかし、事前に予算を伝えておくことで、このような心配は解消されるかと思いますので、事前の確認を行っておきましょう。
デザイナーの個性が出る
デザイナーはそれぞれ個性を持っています。そのため、自分の理想とするデザインではなく、デザイナーの好みに引っ張られてしまうという可能性があります。デザイナーにも得意としている分野や、好みのデザインがありますので、デザインの設計について話合いを進めているうちにデザイナーの提案に気持ちが流され、自分の個性が消えてしまうこともあります。デザイナーのデザインがおしゃれだと感じても、斬新すぎて落ち着かない空間になってしまうなどということもあります。つまり、デザイナーからの提案をすべて受け入れるのではなく、自分の考えをしっかり持ち、一緒にデザインについて話し合いをすることが大切です。
まとめ
今回は、デザインリフォームについて解説しました。デザインリフォームは、一般的なリフォームよりも費用が高いイメージを持つかもしれませんが、その分洗練されたデザインでのリフォームが可能となります。実際に、工事費とは別にデザイン料を取っている会社もありますが、その業者のサービスが実績と釣り合っている場合には頼む価値がある業者と言えるでしょう。
また、リフォームの費用は、リフォームする規模の大きさや、どの程度内装にこだわるのか、どの範囲を工事するのかで、費用が大きく変動します。そのため、一度リフォーム会社に相談へ行って、見積もりをしてもらうことが重要です。先述しましたが、1つの業者ではなく、複数の業者に見積もり依頼を行うようにしましょう。
デザインリフォームは、「このような部屋に住みたい!」、「あのような家にしたい!」という幅広い要望に合わせて細部まで設計することができ、理想の暮らしを実現しやすいものとなっています。現状の家にあまり満足できていないという方や、さらに快適に過ごせる家に住みたいという方は、一度デザインリフォームを検討してみる価値が大いにあると思います。
この記事を参考にして、デザインリフォームを検討してみてください。
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